■2004−12−31
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☆★☆ 週刊コマイナー(通称:週コマ) ☆★☆ 【033】
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今年一年をなんとなく振り返ってみると、この夏ある奇怪な事件が
自分の身に降りかかったことを思い出しました。
題して「連続靴下盗難事件」。
短期間のうちに、マイ靴下が次々に姿を消してしまったのです。
しかも必ず片方だけ。残された片方達は、しばらくは引き出しの
中で控えてはいたものの、待ち人来たらずのまま季節の変わり目
にまとめてゴミ箱行きとなりました。
一体、誰が、何の為に、こんなことをするのだろう?
4足目が消えてしまった頃、さすがに僕も考えた。
僕の推理はこうだった。
1:熱烈なマキファンであり、且つ靴下フェチである何者かによる
倒錯的犯罪行為。
2:熱烈なマキファンであり、且つ靴下フェチである何者かによる
犯行と見せかけた、マキに恨みを持つ者による嫌がらせ行為。
1のような酔狂な方がいるとも思えないし、2のように僕に恨みを
持つ人ならどこでもいてそうだけど、なぜ靴下?という疑問が残る。
とにかく靴下がないと困るので、4足1000円の安物を買ってから
は靴下が消えることはピタッとなくなった。
喉元過ぎればなんとやらで、その後は事件の存在も忘れていたの
だけれど・・・。
このまま人知れず迷宮入りするかと思われた本事件が、なんと本日
一挙にスピード解決へと相成りました。
きっかけは大掃除。僕の住む「ひかり文化」の暗い廊下に置かれた
マイ洗濯機を動かし掃除をしていたら、埃にまみれカピカピに変わり
果てた靴下がいくつも転がっていたのでした。
そう言えばこの夏は暑くて毎日こまめに洗濯をしていたので、その時
に気づかずポロポロ落としていったのでしょう。
あまりにもあっけない結末に物足りなさを感じながら、靴下をつまみ
上げた僕は、それらをゴミ箱へと放り込んだ。
なぜ安物の靴下になってから紛失しなくなったのかも、冷静に思い返
してみればすぐわかった。
安物の靴下はやたらと糸くずを出すので、靴下をネットに入れて洗濯
するようになったのだ。これにて一件落着。
なんて、どうでもいい話をしたかったのではありません。
洗濯機の下には僕の靴下以外にも落ちていたものがありました。
それは息子の靴下。(笑)
これはペアでくっついて落ちていた。
あぁ、あの夏の日、ここに遊びに来た時のものだな。すぐにその時の
思い出が脳裏によみがえった。
この靴下は返さなきゃと思い、僕は部屋に持ち帰って流し台で手もみ
洗いをしたのでした。
気がつくと、靴下を洗う間ずっと僕は涙がこぼれて止まらなかった。
止めようと思うと余計に溢れそうになるので出るがままに任せた。
この靴下は玉ネギなのか?情緒的ではなくて、そんな涙でした。
息子とはつい先日も3日間ほど一緒に過ごしたばかりだし、彼を目の
前にしてはこんな風に泣くなんてありえない。
だけど向田邦子の描くドラマに出てきそうないいシーンでしょ。
向田邦子のドラマのシーンとして見たら、僕はもっとボロボロと泣け
てしまうかもしれない。
結局靴下は返さず、クリスマスプレゼントのお返しということで勝手
にもらうことにしました。
プレゼントの語源はプレゼンス(存在)だと教えてくれたのは浜村
不純氏。年が明けてしまう前に、この詩を紹介して今回は終わりたい
と思います。
ちなみに、我らコマイナーズの1stCD「思わず動いて間違える」
のラストナンバーでもあります。
みなさんにとって、新しい年がよき1年となりますように。
■プレゼンス
作詞:浜村不純
貝殻を拾い上げた君を そっと想像してみる
春の日差しがふりそそぐ 空を見上げながら
ピアノに指をおろす君を そっと想像してみる
満ちたる月に照らされて 空を見上げながら
天の川の ストールをまとい
君は舞い上がる 宇宙の闇をものともせず
四つ葉のクローバーを見つけた君を そっと想像してみる
夏草の匂いにつつまれて 空を見上げながら
窓辺でしゃぼんを吹いている君を そっと想像してみる
たなびく雲に夕陽が映える 空を見上げながら
太陽の 髪飾りが麗らかな
君が舞い上がる 暗い謎は消えてゆく
世界中の空からプレゼントが降ってくる
ちびっこは大はしゃぎ
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