■2007−02−07
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 ☆★☆  コマイナーズ・クラブ通信  ☆★☆ 【006】
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「で、明日の芝居は何時くらいから始まるの?」
「朝の8時くらいからです。」
「よっしゃ了解!必ず観に行くからね。今夜から一段と冷え込むよ
うだし、風邪をひかんように気いつけや。」
「はい、ありがとうございます。ではまたあした〜。」

長居公園の一角でテント生活をしている野宿のおっちゃん達が、自
分達の体験や思いをもとにした演劇を作って練習しているという。
大阪市がテント村を強制撤去する日、作業に来た役所の人やガード
マンたちに芝居を観てもらったら、それでおとなしく退去しようと
いう計画らしい。
そんな動きを逐一教えてくれたのは、実際にテント村に寝泊りして
おっちゃん達の映像を撮り続けているS君。
数ヶ月前から彼は、ビデオカメラのバッテリーを充電したり衣類を
洗濯するためにオシテルヤにちょこちょこ顔を出すようになってい
ました。

「マキさん、僕もとうとうお芝居に出ることになったんですよ。」
「へぇ〜。じゃあ、芝居の記録は誰が撮るの?」
「もちろん僕が撮ります。僕の役は監督で、芝居の終盤に『カット、
カットー!』と叫びながらカメラを持ったまま登場してダメ出しす
るんです。そしたらまた初めから芝居が繰り返され・・・(笑)」
「な〜るほど、それでエンドレスにするんだ。(笑)」

強制排除の行われる日が2月5日と決まってからは、バッテリー交換
のペースが早くなったS君とも顔を合わせる機会が増えてきた。
S君から聞かせてもらう芝居の練習経過がかなり面白く、僕の中で
は本番への期待が膨らむ一方。

テント村が2007年夏に行われる世界陸上大会に向けて撤去を迫られ
ている、と僕が耳にしたのは昨年の秋ごろのこと。
「争いではなく、話し合いを。生きていくための移転先・代替地の
提示を。脅迫まがいの説得ではなく、排除に向けた手続きではなく、
野宿者対策の不十分さを解決するための話し合いを。」というテン
ト村からの訴えに対して、大阪市はまともに取り合うことなく制度
上手続きの体裁をとり、強制排除への準備を着々と進めていました。
みんなで集めた署名も嘆願書も無視され、言いたいことは山ほどあ
るはず。
だからと言って拡声器にシュプレヒコール、立て看板にプラカード、
という従来の社会運動的スタイルに執着せず、当事者による創作演
劇を用いるという手法は、地域とのつながりを大切にしたお祭りを
作ってきた長居テント村らしいやり方だと思う。
大阪市の人たちも同じ関西弁を話し感情を共有することができる人
間同士なんだもん、交渉すればみんなで輪になって芝居を観れるだ
ろう、と僕は思っていた。

そうして、この冬一番の冷え込みとなった2月5日の朝、読みかけだ
った永井荷風の「墨東綺譚」をポケットに忍ばせる気安さでテント
村に向かったのでした。

こっから先は長くなりそうなので一旦区切ります。

★今週の歌06 http://www.dogodog.com/music/0706.mp3
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『華氏100』/作詞:浜村不純

積乱雲
のど渇いたときの水ほどウマイもんはないなと
ゴクゴク感動
もっかい行こ

午前3時
のど渇いたときの水ほどウマイもんはないなと
ゴクゴク感動
もっかい寝よ

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いつもだいたいそうなんだけど、本文と歌との関連は特にありませ
ん。

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